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【第07話】「DUNLOPマックス200G」

「マックス200G」にまつわる裏話

ダンロップの「マックス200G」は80年代、ジョン・マッケンローとシュテフィ・グラフという二人のスーパースターが使用し、日本でも多くの人々に愛されていました。ナイロン素材の独特の打感を求めて、今でもビンテージ市場ではウイルソンのセントビンセント製「プロスタッフ・ミッド」と並ぶ人気ラケットです。

今回は「マックス200G」にまつわる裏話を.....

ダンロップの「マックス200G」が発売されたのは1983年のことです。ウッド時代からグラファイトの時代へとラケット素材が移行していった当時、ウッドラケットから「マックス200G」に替えたジョン・マッケンローの人気と相まって、一気にラケット市場の人気モデルとなっていきました。
「マックス200G」の特徴は、その独特の打感です。衝撃吸収性に優れたナイロンを射出成型というダンロップ独自の製法で作り上げたこのラケットは、平均で340〜350gとかなり重量感がありながら、中身の詰まった軟らかさがありました。メーカー側も振動吸収の良さやテニスエルボー防止など、とにかく軟らかいラケットだということをうたい文句に売り出していました。

マッケンローが「マックス200G」に替えた理由も、その頃痛めていた肩の負担を軽減し、しかもパワーアップを図るためだったと言われています。
マッケンローはこのラケットにガットを38ポンドという驚異的なローテンションで張っていました。インパクトの瞬間に軟らかいフレームでボールをホールドしてから離すという「マックス200G」独特の打感は、まさにマッケンローのタッチテニスにマッチしたものでした。

そういえばマッケンローが80年代に来日したときにこんなエピソードを聞いたことがあります。
ナイロンは非常に水分を吸収しやすい素材で、湿度の高い外国から冬の乾燥した日本に移動してくると水分が抜けてラケットが軽く硬くなってしまうそうです。そこでマッケンローは自分で「マックス200G」をお湯を沸かしているストーブの上にかざして水分を吸収させ、自分好みの重量に戻してからストリンガーにガットを張らせていたそうです。まさにプロのこだわりですね。
マッケンローはその後、勝てなくなった頃に他メーカーを使ったり、ウッドラケットに戻したりと浮気したこともありましたが、結局はシニアツアーを回り始める頃まで「マックス200G」を使っていましたね。

そして「マックス200G」を使ったもう一人のビッグネームといえば、シュテフィ・グラフです。マッケンローのタッチボレーとグラフのグラウンドストロークの共通点はどこにあるのか疑問に思う人も多いでしょうが、確かに二人とも強烈なトップスピン系のテニスではないですよね。フラット系、あるいはスライス系の球筋でフレームで一度ボールを食いつかせてからスイングしていくという点に、二人が「マックス200G」を使う共通項を見いだすことができます。

グラフは「マックス200G」から「マックス200Gプロ」に替えた1987年全仏オープンでグランドスラム初優勝。1988年には4大大会とソウル五輪を合わせたゴールデングランドスラムを達成し、その記念モデルも限定発売されました。その後、グラフは1989年に「マックス200Gプロ2」、1992年から「マックス200Gプロ3」に替え、結局1994年にダンロップからウイルソンに契約を移すまで「マックス200G」シリーズでグランドスラムに勝ち続けたのです。

ダンロップは「マックス200G」シリーズとして「マックス300i」、「マックス400i」など何本も後継モデルを出しています。その中でもっともビンテージ的価値があるのはやはり初代の「マックス200G」。それにも初期モデルと後期モデルとあり、初期型はガットを通す穴が円形、後期型は四角形という点で見分けています。

80年代、「マックス200G」でテニスを覚えた人の中には、いまだにあの独特の打感を求めてラケットを探して来店する方もいます。
当時の「マックス200G」とまったく同じ打感を今のラケットに求めるのはちょっと難しい状況ですが、似たような打感というのであればダンロップのリムシリーズやプリンスの「グラファイトレスポンス・チタンMP」(ラフター使用モデル)、フォルクルの「C10プロ」などがお勧めです。

取材構成/岡田洋介

達人のコラム

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